AI面接のメリット・デメリットを徹底解説|導入前に知っておきたいポイント【採用担当者向け】
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エンPeopleX編集部
AI面接は急速に普及が進んでいる一方で、「本当に効果があるのか」「デメリットはないのか」といった不安を感じている採用担当者も少なくありません。本記事では、AI面接のメリット・デメリットを整理しながら、自社にとって導入すべきかどうかを判断するためのポイントを解説します。
連載シリーズ
- 第1回:AI面接とは?仕組み・種類と急速に広がる理由をわかりやすく解説
- 第2回(本記事):AI面接のメリット・デメリットを徹底解説|導入前に知っておきたいポイント
- 第3回:AI面接で失敗しない活用法|導入でよくある3つの落とし穴とは?
- 第4回:AI面接の導入ステップ完全ガイド|準備から運用開始まで
1. AI面接のメリット
① 工数削減により、人がやるべき業務に注力できる
AI面接の最大のメリットは、一次選考の工数を大幅に削減できる点です。
- 経歴や基礎スキルなどの事実確認
- 初期スクリーニング(会話の論理性や志望意欲など)
などをAIが担うことで、採用担当者は以下に集中できるようになります。
- カルチャーフィットなど、社員だからこそできる要素の見極め
- 応募者の志望度を高めるための魅力付け
- 入社への意思決定を後押しするコミュニケーション

また、AIによる経歴・基礎スキルなどの事実確認があるおかげで、AI面接後に行なわれる二次選考以降は、いきなり経歴の深掘りからスタートすることも可能です。
実際エンのハイクラス中途採用でAI面接を導入してみたところ、AI面接後の人事面接の時間配分がこう変わりました。

👉 詳しくはこちら → 「ハイクラス採用こそ、AIを。期待を超える対話を生む選考設計——エンの中途採用 AI面接活用事例」
② 書類では見えない魅力を持つ人材の発見
転職サイト経由で応募された方の職務経歴の記載が薄く、選考に進んでいただくか判断に迷うケースはないでしょうか?また、ハイクラスの方ほど秘匿事項が多く、書類だけでは判断がつかないことも少なくありません。
AI面接は面接官の工数を大幅に抑えて対応できるため、「判断がつかないからお見送り」ではなく「判断がつかないからまずAI面接を受けてもらおう」という選択が可能になります。また、AI面接では表面上の経歴だけでなく、話し方・思考のプロセス・受け答えの論理性といった情報をもとに評価できるため、書類段階で見落としていた人材の可能性を広げることができます。
③ 評価の標準化
AI面接は、評価のばらつきを抑え、選考の一貫性を高めることができます。面接官ごとの評価のズレを減らし、候補者ごとの評価を言語化・明確化することが可能になります。その結果、採用の再現性を高めることにつながります。
④ 日程調整のタイムラグによる離脱を防ぐ
AI面接は、ほとんどの応募者が24時間365日、好きなタイミングで受検できるため、選考スピードを大きく向上させることができます。他社に先んじて選考を進められ、機会損失を防ぐことができます。
実際にエンの中途採用でAI面接を活用してみたところ、受検者の約半数が土日や平日夜間など、通常の業務時間外に受検していました。もしAI面接を導入していなければ、日程調整が難航して選考離脱につながっていたかもしれません。

👉 詳しくはこちら →「採用工数48%削減!AI面接を使い倒す実践ノウハウ集——エンの中途採用事例(事務・アシスタント職編)」
2. AI面接のデメリット
① 候補者に「冷たい印象」を与える可能性
AI面接には様々な種類があります。AIのアバターが候補者と自然な会話をしながら回答を深掘りしてくれる対話型のサービスがある一方、AIがテキストで質問を送り、候補者の回答を録画するだけの「録画面接」に近い体験になるサービスも存在します。後者のような体験になると、候補者に「機械的に選考されている」という冷たい印象を与えやすく、志望度の低下やブランド棄損につながる可能性があります。ただし、これはサービス選定と設計次第で回避できる課題です。

② 候補者の選考離脱につながる可能性がある
AI面接はまだ普及途上のため、AI面接を受けたことがない候補者が多い現状があります。「なぜAI面接を実施するのか」「合否はAIだけで判断されてしまうのか」などの候補者の疑問を解消するような情報が伝わらないと、候補者が不安を感じて選考の途中離脱につながります。AI面接を実施する目的と、AI面接後の選考フローを事前に丁寧に伝えることが重要です。
③ 設計・運用を誤ると逆効果になる
AI面接は導入するだけで成果が出るものではありません。AIが候補者にどんな質問をするのか・どう評価するのかという設計が不十分だと、評価が偏ったり評価に差がつかなったりして、面接官が動画を一から見直すことになり、工数が逆に増えてしまいます。また、AIのスコアだけで合否を判断してしまうと、自社で活躍できる人材を見落としたり、ミスマッチな採用につながることもあります。必ず最終の合否判断には人の目を介在させる必要があります。
👉 各デメリットへの具体的な対策方法は、「AI面接で失敗しない活用法|導入でよくある落とし穴とは?」をご確認ください。
3. AI面接に対するよくある誤解
AI面接に対する以下の認識は、すべて誤解です。
- AIがすべて自動で採用判断をしてくれる
- 人の面接が不要になる
- 導入すればすぐに成果が出る
AIはあくまで補助ツールであり、最終的な採用判断は人が行なう必要があります。導入後も適切な質問で必要な情報が取得できているか、評価にズレが生じていないかを確認しながら調整していくことが重要です。
4. AI面接が向いている企業・向いていない企業
■ 向いている企業
・ 応募数が一定多く、選考工数に課題がある
一次選考をAI面接に代替することで、工数削減効果が最も大きく出やすい環境です。応募者数が多いほどAI面接の効率化メリットが際立ちます。
・ 選考スピードを重視している
24時間365日受検可能なAI面接は、日程調整のタイムラグをなくし、他社に先んじて選考を進めることができます。
・ 統一された基準で評価を行ないたい
AIによる評価基準を事前に設計することで、面接官によるばらつきを抑え、採用の再現性を高めることができます。また、AIによる評価は詳細に言語化され蓄積されるので、入社後の活躍との相関も分析しやすくなります。
■ 向いていない企業
・ 応募数が少なく、ほとんどの応募者と直接面接できるだけのキャパシティがある
工数削減よりも「そもそもの母集団形成」が課題の場合、AI面接の導入より採用チャネルの見直しが先決です。
・ 年間の採用人数が数名単位
AI面接は、採用規模が大きい企業ほど効果が出やすい傾向があります。年間の採用人数が数名単位の場合は、初期導入のコストに対して成果が見合わない可能性もあります。
・ 選考における評価基準がまだ固まっていない
評価基準が曖昧なままだと、AI面接の質問・評価設計をつくり込むことができず、効果が出にくくなります。まずは採用基準を言語化することが重要です。
5. まとめ
AI面接は、工数削減・評価の標準化・候補者の取りこぼし防止・スピード向上といった多くのメリットを持つ一方で、運用次第ではデメリットが顕在化する可能性もあります。重要なのは、ツールの特性を理解したうえで、自社の採用に適しているかを見極めることです。
👉 導入でよくある落とし穴と対策については、「AI面接で失敗しない活用法」もご覧ください。
👉 実際の導入手順を知りたい方は、「AI面接の導入ステップ完全ガイド」もご覧ください。
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執筆・監修
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エンPeopleX編集部
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